AAA活動休止によせて。
ジャニーズにはまるまえ(というか一時期かけもちしていた)は元気にAAAオタクをしていたので、またいつものやつを。
AAAはわたしにとって青春そのものだったように思う。友人との遊び方がわからず、特に趣味もなかったわたしが、そんな友人と一緒に楽しめたのがAAAというコンテンツだった。学校から帰って一緒にAAAのDVDを見る時間がほんとうにたのしかった。同じDVDをずっと見たり、マルチアングルを全員分見たり、新曲が出れば耳コピをしてみたり。AAAがなかったらきっと今のオタクとしてのわたしはいなかったんじゃないかなあと思う。
8人のAAAが好きだった。今思えばちょっと危うさもあったのかもしれない。でも、それでも8人で作られたAAAが好きだった。だけどすぐにゆかりんがいなくなって、7人になった。最初は寂しい気持ちもあったけど、意外とすぐ慣れてしまった。
だけどそれから7人のAAAを追いかける時間は長かったから、あの日が来るまではずっとAAAのファンでいると思っていた。
ライブにも何回も行ったし、握手会にも行った。あまりの手の小ささに「手、ちっさ・・・・・・」とつぶやいておわったけど、間近で見た顔、めちゃくちゃきれいだったなぁ……
ライブはほんとうに楽しかった。パフォーマンスも、MCも、ほんとのほんとに楽しかった。長崎まで出かけたこともあったし、東京にも行った。大好きな曲を生で聞けることがほんとうにうれしくて、行ってよかったなあっていつも思ってた。
わたしはAAAのHORIZONと、Wonderful Lifeと、Perfectという曲が特に好き。どれもやさしいミディアムテンポ。なかなか歌われることのない曲になりつつあったけど、そのぶん歌われると嬉しかったなぁ……。
少人数の曲も、ソロも、みんなで歌う曲も、カバーも、どれもAAAらしさがあって大好きだった。
そしてちゃきちゃんが結婚、妊娠、脱退すると発表された。
ゆかりんのときとはまるで違う感覚だったのは、当時は画面越しにしか応援していなかったからかもしれない。何度も見た7人のAAAが終わるという。それがどうしようもなく悲しくて、寂しくて、他ジャンルに傾いていたわたしは、もう無理かもしれないなあと思った。それでもやっぱり好きだったから、ドームツアーに行った。
楽しかった。でもやっぱり足りなかった。当たり前にあったひとりがいなくて、6人で完成されたステージ、6人で楽しそうに話すMC。
きわめつけはうのちゃんがみさちあの「ココア」という曲を、たったひとりで、ギターで弾き語りしていたのを見たとき。寂しさも悲しさもなくなって、ただただぼんやりと見つめていることしかできなかった。
君のいない私も
私のいない君も
知らない顔で笑ったり、するのに
うのちゃんとちゃきちゃんのことのように思えて仕方がなくて、帰ってからもずっとあの光景が忘れられなくて、今でも忘れられない。今でも鮮明に思い出せるくらい、あのときのうのちゃんの表情や歌声を覚えている。
そしてリーダーの事件。これはもうなんといいっていいか分からない。つらかった。リーダーのことは、きっと5人が誰よりも信頼していたはずだから。ファンを裏切ったことよりも、5人を裏切ったことがつらくてたまらなかった。
2020年1月15日。
AAAは2020年12月31日を以って活動休止すると発表された。そっか、と思った。想像よりショックは少なかった。なんとなく、分かっていた気がした。ソロ活動も多くて、グループを保っているのが不思議だと思うこともあったから。でもそれはきっとみんなの帰る場所だろうなと思っていたから。
でもそれを保つのも疲れちゃったのかな。
やっぱりリーダーの役目が大きかったのかな。
我の強い人たちで、やりたいことがたくさんあって、だからこそAAAという名前でここまでやってこれた。だから好きだった。
活動再開を望むべきなのか、みんながみんなそれぞれの道で活躍してくれることを望むべきなのか、今は何も言えないけど。
この選択が間違っていませんように。ずっとひっそりと応援し続けたいと思います。